広布の大河に君ありて tori

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一家和楽への道

 ある女性の方から結婚について書いてくださいとメールをいただいたのですが、プライベートなことというのは、どうもうまく書けそうもありません。それでも最近、奥さんに対して感じていることなど、信心の面から書きたいこともありますので、そのことで少し書いてみようかと思います。


 奥さんとは仕事の関係で知り合いましたが、知り合った時、彼女は学会員ではありませんでした。私は学会宣言だけしてお付き合いしていました。その後、いよいよ一緒になるということで、彼女が切り出した条件は「あなたは自由に信心していいけど、私と私の両親には強制しないで」というものでした。もちろん自分が自由にできるだけで私は十分でしたので、その条件を受け入れて一緒になりました。

 どの夫婦もそうでしょうけど、結婚前と後ではそのギャップに苦しみます。彼女も私の母親と同居、因習深い田舎での生活ということで新しい環境に苦労があったと思います。その上、どちらかというと理知的ですが、反面、感情も激しくでるタイプ。私の未熟さもあいまって、一緒になってしばらくすると、私たちは何かあるたびに、激しく衝突、喧嘩することを繰り返すようになりました。

 「こんなはずではなかった・・・」とお互いが思い、こんな状態で、この生活がいつまでもつだろう?と衝突するたび、「離婚」の二文字が頭をよぎりました。

 ただ不思議なことに結婚後、間もなく彼女も学会に入ったのです。強制しなくても自然にそういう流れになりました。もちろん祈ってはいましたが・・・入りますと学会の「企画」や「守る会」など、彼女はきちんとやります。そういう性格なのです。ただ「何故、拝まなければならないのか私にはわからない・・」という理由で、毎日、勤行をやるということはありませんでした。 あまりお題目をあげない婦人部の方と仲良くなって、「ああいう人がいるから私もやりやすい」などと喜んでいました。人材不足でそれから白百合長にも任命されましたが、お題目は相変わらずあげないで三唱程度で今日まで来ています。(笑)(昨日、支部唱題会を我が家でやりましたが、彼女がうしろでお題目をあげていました。最近、少し変わってきたようです。)

 彼女が題目をあげないことに私は不満はありません。共働きですが、仕事をもって、家事、子供の世話一切を切り盛りしてくれるだけでもう十分です。洗濯物の山を見ただけで、よくやるなあと感嘆してしまいます。ただ、何かにつけ、夫婦仲というか相性がしっくりいかなかったので、そのことは祈りました。すると少しづつですが、喧嘩の回数も減ってきました。そして最近のことですが、私の中である変化が起こったのです。それは彼女のことを尊敬する、尊敬しているという心がはっきり芽生えてきたのです。奥さんを尊敬するという感覚はそれまでありませんでした。

 彼女自身も変わったかも知れませんが、私の中で彼女と口論しようとする気持ちがなくなりました。たいていのことは「そうか、いいよ、わかった」と言うことを聞いてあげたくなるのです。

 よく見ると彼女は私にないいいものをいっぱい持っています。特に自然科学など知識も豊富です。 いきたい場所もディズニーランドやUSJという感じではなく、山や海にいき、鉱物や貝殻、漂流物を拾いに行くのを好むような人です。(笑)


IMG_0143a.jpg



 子供には相変わらず大きな声でよく怒っていますし、私に対する気の強さも変わりません。それでも私には彼女が今までとどこか違って見えるのです。「どうしてこんな奴と一緒になったんだろう?」というのが、「自分にはこの人がいないと駄目だ」「どうすれば彼女をもっと大事にできるだろう」となんだか180°ひっくり返ってしまったのです。

 自分でもこういう心境の変化には驚きました。ついこの間まで「今世は辛抱するけど来世はもうごめんだ(笑)」と思って腹を立てていた。それが「いやいや、これは自分はすごい宝物をいただいたかもしれない」と思えるのですから・・心とは不思議なものです。


 学会には永遠の5指針というのがありますが、その中に「一家和楽の信心」が掲げられています。ようやく私もそういう軌道に乗った気がするのです。

 一緒に暮らす眷属(家族)を愛し、尊敬できる・・・これは何よりも、幸せな生活の基本でもあると思うのです。もちろん自分は最初からそうではなかった・・・彼女とだって離婚してもおかしくない雰囲気の時もありました。でもその苦しみが何年も出た後に、奥さんを尊敬できるようになってきた。妙法の力でいつの間にか変毒為薬していったのです。


 仮に最初はうまくいかない関係でも信心を根本に努力していけば、仲良くなるというのが私の体験です。一旦はドロドロしたものが出ても、あとはすっきりする。ですから、メールをくれた彼女には「結婚っていいものですよ。恐れていないでした方がいいですよ」と言ってあげたいと思います。

 
 生きていますと、お金も欲しい、幸せな結婚生活も送りたい、健康でありたい、そう願うのは当然かもしれません。ところが人生は、意に反してその反対のものが出てくる。私の奥さんも実はバツイチです。信心していても商売で借金を背負ったり、思いもかけない病気になったり・・・「どうして?」ということに誰もが遭遇します。けれどそこに幸福が紙の表裏のように備わっていることを妙法は教えています。最初からすべてバラ色なんてありえない・・・これが人生の真実です。(笑)

 苦しみの中にダイヤモンドが隠れているんですよね。だから決して逃げてはいけない・・・苦しさに耐えて、それをバネにして信心していく。そうすると必ず逆転できる。そして人間として、また一つ楽しい自分に変わっていく、強い自分になっていく。その生命の大地に本当の幸福の樹が育っていくに違いありません。

 今、彼女と一緒に暮らせることに感じる歓喜と感謝は、夫婦仲で苦しむという体内の悪が善に変わったものだと思います。それは私の家の中にとどまらず、地域にもきっと伝わっていくと思います。「あの家は仲睦まじいね」そう言われて初めて信心の波動も広がっていく。家庭が暗く、ぎくしゃくしていては広宣流布も仕事も行き詰まる・・・今までを振り返ってそう思います。

 光日上人御返事には「松栄れば柏悦ぶ芝かるれば蘭なく情無き草木すら友の喜び友の歎き一つなり」とあります。これは子供に先立たれたご婦人に与えられたお手紙の一節ですが、夫婦の間にも通じることと思います。私自身が人間革命を遂げて栄えればやがて奥さん、子供も喜び栄えていくものと思います。

  長い悩みの中にいる時も、うまくいかない不遇の時も、御書を心肝に染め、宿命転換の日を信じて、粘り強く挑戦と精進を続ける日々でありたいと思います。



 ※メールをくださったCさん、答えにはなっていないかもですが、よろしくです(笑)
   幸せをお祈りしています。




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