2015
01.17

色良し,香り良し、味も良し・・・

Category: 信心
 

 皆さんよく御存じのように、「色香美味」と言う言葉があります。「此の大良薬は、色香美味、皆悉く具足せり」と、如来寿量品にあります。これは戎定慧の三学や三大秘法をあらわす意味もあるそうですが、そういう難しい話は私にはできません。

 ただ、「良医病子」の譬えにありますように、謗法の病の子を救いたいと、親である仏様が一生懸命作られた薬が「南無妙法蓮華経」であり、、色、香、味ともに優れており、どんな病も治すことができる」というお話なら理解できます。(大雑把ですが(笑))

 味と言えば、法華経には醍醐味とか熟蘇味などの言葉も出てきますね。これは牛乳の発酵する過程でできる味のことだそうで、天台大師がお釈迦さんの教えを五時に立て分けた時に、五つの味を配して説明しているそうです。

 そんな秀才の天台大師も、「病人で良いから末法に生まれたかった」と末法を恋しがっておられます。ですから私達が末法に生まれ、妙法を受持したことがどれほどすごいことか・・・その私達が、チンプンカンプンなのですから、世の中、妙なものです。

 医者と病人と言うことでいえば、私なんかは狂子ともいうべき重病人ですので、それが知ったように、仏法の話をしていること自体、考えて見ますとおこがましいわけです。

 素直に病院に行って、頭を下げて、過去の謗法を懺悔し、せっせと良薬を飲まなければならない・・・と信心するほど、そういう心境になります。



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 南無妙法蓮華経はすごいお薬で、衆生のどんな悩みも治すことができる、そして味も最高に甘くておいしい・・・色香美味と言うのですが・・・??

 それが長年、信心していますが、なかなかおいしく感じられない。(笑)それどころか雑念ばかりで、早く鈴を打とうか、題目より腹が減った・・・などと、ふとどきな事ばかり思いながら、私なんかやってきたのです。

 10時間唱題も何度かやりましたが、苦行僧のようなことをよくやったもんだと・・・(笑) もちろん、決意してやる気のある方はそれは尊敬いたします。

 以前、私の奥さんから、「すごい御本尊様なら、そんなにやらなくても功徳が出てもいいのじゃないの?」と言われて、返答に困ったことがあります。(汗)

 本当はその通りなのです。なぜ、功徳の出方が悪いか、長年、おいしくない題目を飲み続けて、ようやくわかってきたことがあります。それは簡単です。おいしくない題目をあげているからなのです。(笑)

 おいしい題目をあげれば功徳は出る。御本尊様と言っても我が生命ですので、こちらが嫌々ですと、御本尊様も嫌々です。苦しいお題目では御本尊様も苦しまれる。自分のお題目が歓喜に溢れていけば、功徳の出方はグッとよくなるはずです。

 お題目がおいしくないのは、謗法の毒気が強いからだと言えます。過去遠遠劫より、念仏や真言等の謗法の悪酒に酔い、ヘドロのような臭い生命に、聖水たる妙法を入れても、すぐには功徳も何もわからない・・・良薬が口に苦く、心に苦い・・・言ってみれば、そんな状態が私も長く続きました。

 ところがそれがある時から少しづつ変わってきました。お題目にいつとはなく、ありがたみを感じるようになってきたのです。一つには妙法がわが体内に沁みてきたのかもしれませんし、仏様のご慈悲で、重いヘドロが多少、薄まったのかもしれません。そしてそれに連れて拝み方も変わっていきました。

 「医者の言うことを良く聞いて、薬を飲んで、病気を治します。どうかこの謗法の罪をお許しください。一生懸命、広宣流布いたします。」と言うことを素直に聞く、患者さんのような心持になっていったのです。それから苦い薬がありがたくおいしく感じられるようになりました。

 拝むことは治療を受けて、病気を治していくことです。畜生の皮をかぶった私が、仏の生命を開くことです。毎朝、毎晩、治療に励むと病気が治っていくのですから、ありがたい、うれしいとなります。

 「ありがたいなあ」、「うれしいなあ」のお題目・・・私の唱題にも色香美味の気配が漂ってきたではありませんか?

 色香美味のおいしい題目があがれば、信心は苦行ではなく歓喜行になります。信心を楽しめるようになれば、御本尊様もさぞかしお慶びで、「善き哉、善き哉」と頭をなでてくださるかもしれません。そうなると、諸天の加護もいや増して、おのずと生活にも幸せが現われるように思うのです。

 そのことを知るにも30年ほどかかっているのですから、まことに重篤の子供というわけです。その毒気充満の苦しい時代を、信心を捨てずに辛抱したので、ようやく仏様から、ご褒美を少しいただけたのかもしれません。

 それをもって、いよいよこれからが、私の使命を果たす時なのだ・・・そう自分に言い聞かせたいと思います。



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