2017
08.04

友の病に同苦して

Category: 徒然の記
 

 私が学会で信心する理由の一つに、より多くの同志と交われるということがある。「汝蘭室の友に交わりて麻畝の性と成る」(御書31P )との御聖訓通り、多くの人と交われば交わるほど、磨かれ、触発を受け、学びゆくことが自然とできるように思う。これは自己の成長にとって、一人ではできない大事な要素ではないかと思う。

 私も元来、人との交わりが苦手な方なのだが、最近は役職も受け、多くの同志と積極的に交わり、時には励ます機会も多くなってきた。

 人生経験豊富な壮年の方々との交流も、味わいがあり私は好きである。とりわけ病気や経済面などで苦労してきた人ほど、人にやさしくぬくもりを感じることができる・・・これも人生の妙味というものではないだろうか。

 地元の地域にあっても、組織を超えて励ます人もいれば、またこのネットを通じて知り合いになった方を励ます機会もある。相手に適切な指導など簡単ではないが、私なりに一生懸命、誠実に応えたいと思う。誰かの力になれるほど、自分を高めゆく作業もないに違いない。

 私の地区ではないが、私には一人の婦人との交流がある。別の方の勧めで、3年ほど前にお母さんと共に入会されたのだが、私も同時進行で仏法対話をしていた。そのこともあり、むしろ入会後に、何かと連絡をいただくようになった。私は誰に頼まれたわけでもなく、その方とお付き合いしていこうと決めたのだが、それはその親子が今まで私が出会った中でも、とりわけ幸福から見放された親子であったからである。

 乳がんからうつ病、心臓の病と、病気のデパートといってもいいぐらいたくさんの病を持っておられ、、そのため仕事にもつけず、わずかな生活保護で、年老いた母親の介護をしながら生きておられる。そのお母さんもパーキンソン病である。主人がなくなってから家業が傾き、親族からも見放され、知人からも借金を理由にパワハラを受けられたと聞いた。

 先日いただいたメールには次のように記してあった。

 「こんにちは。検査でいろいろな病状が出て落ち込んでいます。一日の3分の1が不整脈で.心室からも鼓動、徐脈や頻脈の症状があり、脳に酸素が行かず、時には失神の危険もあるそうです。ほかにもエコーした時に、「僧帽弁逸脱症」といって、生まれながら、心臓の弁がずれていて、血液の一部が逆流し、そのため心臓が苦しむそうです。
 心臓が苦しい時は、テレビの音も心臓にこたえてみれないときもあります。夜は睡眠薬で寝ます。
 勤行、お題目を唱えて治療していきます。いつも祈っていただいて本当にありがとうございます。」とあった。また私の奥さんの病後の心配もいつも添えてくださっている。

 信心して3年、まださほどの確信もない中を、おそらく「死」の影を感じて不安になることもあるのだと思う。私は絶対にこの方に、病に負けてもらいたくない・・・生きる喜びを知ってほしいと強く願わずにはいられない。そのことを御本尊に祈るばかりである。

 仏法には「眷属」という言葉がある。もちろん彼女と過去に何があったか、私にはわからない。しかし、縁があったということは偶然ではないと説かれる。私の妹であったか、娘であったか、それともご近所の人であったか・・・いずれにせよ、その人と出会い、救いたいという一念が、私の命にもあって、それでこの親子に会うべくして会ったのだと思う。そうであるならこの時を逃してはならない・・・必ず彼女の力になってあげたいと思う。

  「慈悲」とは「抜苦与楽」と説かれる。相手に同苦し、「何とか彼女の苦しみを抜いて、楽しい人生にしてあげたい」。その慈悲の一念の題目はきっと彼女の胸中の仏界に感応し、仏力、法力となって、宿命打開の道を照らしゆくことを信じたい。

 思えば慈悲深い仏様を胸中に抱けることはありがたいことである。この仏様と一体となって、また水魚の思いで祈りゆくとき、不可能を可能にしていく力が湧き出るのである。 その確信を彼女にも伝え、勇気と希望をいつも届けたいと思う。





にほんブログ村 哲学・思想ブログ 創価学会へ
にほんブログ村


トラックバックURL
http://mugenkosen.blog.fc2.com/tb.php/226-be5a0ebb
トラックバック
コメント
王者の剣さん
お疲れさまです。なんだかブログの雰囲気がガラッと変わりましたね(^^♪

私も、人とのかかわりが苦手なだったのですが、学会で訓練を受けるうちに随分変わりました。

剣さんがかかわられているそのご婦人、信心してまだ三年なのですね。以前、会合で正木理事長が『病気の人こそ仏になれる』『病に負けなかった人が仏になる』と仰られていました。

剣さん、素晴らしいです。『人のために火ををともせば・わがまへあきらかなるが如し』ですね。
ランdot 2017.08.06 00:40 | 編集
ランさんへ

毎日の戦いご苦労様です。

ブログのテンプレートが不具合を生じたため、直そうとしましたがうまくいかず変えました。
私もここにきてまた一段、ギアチェンジです。これからいよいよ「人間革命」です。

『人のために火ををともせば・わがまへあきらかなるが如し』
逆に「自分が明らかになると、人のために生きていける」これもまた同じ意味かと思います。
この御文をさらに我が身で研さんしていきたいものですね。

御書の御文を頭だけで使いまわす・・・そんな人にはなりたくないですね。
たとえ一節でも、自行化他に励み、身で読んでいける人でありたいと思います。

ともどもに、「人間革命」の大勝利を目指してやっていきましょう。

暑さが厳しいですね。どうぞお体ご自愛ください。


王者の剣dot 2017.08.06 20:20 | 編集
とても感銘を受けました。
私も少しですが、折伏の闘いをさせていただいております。
でも、元来話すのが苦手なんです。文字ならば、まだマシなんですけどね。
人の顔と名前をなかなか覚えられません。
でも、それを必ず克服します、病気も。
貴方のような賢い、でも二乗ではない方を心から尊敬します。
お忙しいでしょうが、これからも私のように教学がない者の為にブログを続けてください。
宜しくお願い致しますm(_ _)m
ペコdot 2017.08.16 08:53 | 編集
ぺコさんへ

コメントをありがとうございます。

「行学の二道」ですので、教学の研さんもしっかりやっていきたいですね。
学んだことを生活、現場の中で確かめながら、頭でっかちにならず、
皆さんにもわかりやすく語っていければと思います。

折伏の戦い素晴らしいですね。
「力あらば一文一句語っていきなさい」と仰せです。
その人が如来の使いであり、仏様から賛嘆される人です。
どんな境遇であれ、そこから、ありのまま、命を題目で輝かせながら、
勇気をもって一言でも語ればいいのだと思います。

私の友人も病と闘う人が多いです。私も悩みがたくさんあります。
皆さんをどこまでも励ましながら、三世の幸福に向かって、前進していきたいと思います。

どうかペコさんも、お体を大切にお過ごしください。


王者の剣dot 2017.08.16 10:26 | 編集
こんにちわ
いつも ブログを楽しみにしています
1ヶ月以上前のブログにコメント失礼します
我が地区の副しらゆり長さんが
かなり重篤な病状で 入院されています
腹水もたまり 体力も落ちて来ました
お見舞いに行っても
「もう 頑張れないわ 気力が湧いてこない」と言ってました
何としても もう一度戻って来てほしい
子供さんの事で悩んでいらっしゃるので
それは 心残りだろうと思います
たがら尚 もう少し時間がほしいです
もう一度 元気になってご本尊様にお題目あげよう
そう励ましても 正直胸が締め付けられるような
苦しい気持ちです
毎日 お題目を真剣にあげてます
彼女の事を思うと 自分の悩みなんて小さな事だと思う
今は只々 少しでも元気になって 更賜寿命してほしい そう祈ってます
こうやって同じ地区で戦えるのも
絶対久遠の昔からのお約束だから
縁ある人達の苦しみは本当に辛いです
王者の剣さん
いつも勇気をありがとう
チャコdot 2017.09.17 11:34 | 編集
チャコさんへ

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

病の重い同志の方がおられるということで、心配ですね。
一緒に戦った同志の方はやはり久遠からの縁があるのでしょう。

悔しい気持ちと、病にきっと深い意味があるのだとの気持ちが交錯しますね。
大変な病であればあるほど、大きな変毒為薬を為されていることと思います。

誰もが、死と隣り合わせで生きています。
死を乗り越えることが、仏法の大きなテーマでもあると思います。
妙法に、そして学会に縁した我々は、必ず死して、清らかな生命で生まれ変わって来れるものと確信します。

どうかその方に寄り添って、励ましていってあげてください。

その方に少しでも元気が出ますように、私もお祈りいたします。

王者の剣dot 2017.09.18 16:11 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top