広布の大河に君ありて tori

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篭の中の鳥

 「御本尊様を拝むと、向こうから私の体に何か仏の力がやってきて、それで幸せになるのですか?」以前、そう聞いてきた婦人部の方がおられました。「いや、そんな魔法ではないですよ。自分の信心によって、自分の仏の生命を沸き立たすのです」とお答えしました。

 法華初心成仏抄には

「我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性・南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり、譬えば篭の中の鳥なけば空とぶ鳥のよばれて集まるが如し、空とぶ鳥の集まれば篭の中の鳥も出でんとするが如し口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ、梵王・帝釈の仏性はよばれて我等を守り給ふ、仏菩薩の仏性はよばれて悦び給ふ」とあります。

 仏の名前(南無妙法蓮華経)を呼ぶのも自分なら、呼ばれて出てくるのも自分(南無妙法蓮華経)です。御本尊(南無妙法蓮華経 日蓮)に向かって唱えれば、わが身に現れ出るのもやはり御本尊(南無妙法蓮華経 日蓮)だと言えます。


 創価学会に入ったということは、ピーピーと生命の雛(ひな)が産声をあげはじめたようなものです。元気よく題目を唱えることは、たくさんの鳥が集まって、ピーチクパーチク、外で鳴くようなものですね。その声に誘われて、わが内なる雛鳥も飛び出したくてしかたない。でも雛のうちは外に出るとかえって危険です。魔性の餌食になります。 翼がしっかり整うまではどうしても待たねばならない。もう大丈夫となればきっと飛び立ちます。

 そしてその鳥は仏の生命です。うれしくて楽しくて力強くて幸せで仕方ない・・・そんな幸せの鳥が篭を破って元気よく飛び出してくる・・・その姿が「一生成仏」であり、「人間革命」だと思います。

 功徳も幸福も自身の生命の中にあります。不可能を可能にする力も自分の中にあります。それを呼び出せるか呼び出せないか・・それが信心ではないでしょうか?

 唯、拝んでいるだけではきっと惰性のようなものですね。惰性というのは車のアクセルを離して、後、惰力で動いているようなもので、やがて止まります。 だから、お尻に火のつくような悩みが時にはあった方がいいのです。



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 医者も世間も見捨てるような悩みになると、「御本尊しかない」となります。「絶対に負けない、信心しかない」という強い心で真剣に御本尊に向かいます。それがアクセルをふかして走っていく姿ではないでしょうか? 昔、先輩に言われました。「本当の信心を知りたければ、億の借金でも背負ってやることだ」とね・・・うーん、なりたいようななりたくないような・・・(笑)凄い境地です。(ちなみにその方は筵(むしろ)の小屋の生活まで落ちたそうですが、後には車を5台も所有する生活になられました。)

 医者が「駄目でしょう」といっても、「そう来たか、いや俺は生き抜いて見せる」 「もう倒産だ」と世間に言われても「どっこい、ここからが信心だ」 そういう一念で御本尊にぶつかると、必ず何か開ける道が出てきます。その時こそ宿命転換と希望をもって強く明るく拝めばいい、青い顔でぶるぶる震えては、鳥だって出たいと思わないですね。

 「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」とは世間のことわざです。いっそとことん行き詰った方が、法華経の兵法しかなくなって開き直ってやれるのかもしれません。信心の本当にある人は、多くの人がそういうところを歩かれています。師子が子供を強くするために、谷底へ落とすのでしょうか?「さあ、君に本当の幸せを教えるから、信心で這い上がってきてごらん」と・・・・

 念仏信仰なんかはそうなると、「もう死んで楽になりたい。この苦から逃れられるなら死んだほうがいい」となります。恐ろしい宗教ですね。他力本願です。法華経は自分の信心で自分の幸福を呼び出す、自力の信心と言えます。池田先生も「どうしても自分自身で自分を幸福にするしかない」とかつて指導されました。

 今、悩みの中でもがいている方も多いと思います。私も自身の悩みと格闘中です。実証を示すために、必ず打開できるとの大確信をもって、御本尊に向かっています。自分の信心が勝つか不信が勝つか、勝負です。

「あいつ、もう駄目じゃないのか?」そう言われたら信心はチャンスです。逆転ホームランという必勝の手が妙法です。

 「あいつの題目、最近、すごく力強くなったな、いちずでまっすぐだな」そう言われるような強き題目で、一切の勝利を切り開いていきたいものです。

きっと生命の篭を蹴破って鳥が飛び出し、やがて大空を悠々と舞うことでしょう。

「空飛ぶ者 の王たり鷲のごとし」と・・・      (千日尼御前御返事)

     
 「法戦に いざや出陣 師弟不二」  ともどもにがんばりましょう!



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Comment

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お尻に火の着く信心ですか?
なるほど、、。確かに自分の場合何もないとアクセルを踏み込むことはないです。
最近ではこの悩みのためにお題目があがると考えられるようになりました。
私が入院中亡くなった同志のかたは、もう思い残すことは何もないといってたようです。
本当に信心をやりきったようでした。私もそうなりたいと思っています。
2014年11月23日(Sun) 16:30
Re: タイトルなし
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糸吉さん

境涯が変わるときには、必ず大きな悩みが起こるのではないでしょうか?
煩悩即菩提ですから。大きな悩みの時は大きく変わりますよ。
そう思うとありがたいことです。妙法のあるところ、悩みは善知識ですね。
それがあるから幸福になれるとわかれば元気がでます。
自分の信心さえ強ければどうにでも道はひらきます。全部自分の信心次第だと思います。

2014年11月23日(Sun) 19:09
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素晴らしい内容の記事に感動しました。

何度も読ませてもらいました。ありがとうございました。
2014年11月23日(Sun) 19:24
Re: タイトルなし
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かりんさん

ありがとうございます。私も自分なんか駄目だと思った時もありました。30年ばかり、人の十倍ぐらい悩んだかもしれません。(笑)それでも信心にしがみついてやってきたら、自分の中に幸福があることを知りました。

実は私も外から幸福がやってくると思っていました。だから御本尊様にすがってばかりいました。ある時、その間違いに気づいて、自分の中から自分の信力で呼び出すんだという風に変わりました。

今は何があっても大丈夫だと思えます。いくらでも仏力を呼び出せるのですから。まだまだ雛鳥ですが、がんばっていきたいと思います。かりんさんの幸福をお祈りいたします。ありがとうございました。
2014年11月23日(Sun) 20:49
無明からの解放
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大聖人の教えは、記事本文の中で解説されて
いるので、別の観点から。

私は、『篭の中の鳥』で頭に浮かんだのは、
童謡『かごめかごめ』でした。

『篭の中の鳥』って、慣用語としては、
「四面を堅牢なもので囲われた中に囚われて、
全く自由のない状態」を指しますが、その鳥(人)が
大空に羽ばたける日(自由を手にする日)は、
やって来るのだろうか。
それを謡ったものが、『かごめかごめ』ではないかと。

解釈には諸説あって、定まったものがありませんので、
自由に発想してみました。

<原詩:これも地方によって多種存在>

かごめかごめ  籠の中の鳥は
いついつ出やる

夜明けの晩に  鶴と亀が すべった
後ろの正面  だあれ?

<私の(勝手な)解釈>

(牢内にいる人を助けるために、塀の外から)囲め囲め
籠(牢)の中(に閉じ込められている)鳥(人)は
何時? 何時(になったら、塀の外の人たちと)
出会うことが出来るの?

夜明け前(晩ではあっても、間もなく朝を迎える時刻)に
鶴と亀(という、縁起の良い長寿の諸天善神)が
(その天地を)統(す)べた(=統率した)
(囚われていた人を救いに来た)後見人(救済者)の中心は、
誰なのだろうか


無明に囚われ  苦悩の鎖に繋がれた衆生を救うべく
法性の夜明けを告げにやって来た  地涌の陣列は
諸天の助けを得ながら 、囚人を解き放つ
その中心者は  誰であろうか

(いつも本文内容と関係のないコメントで済みません)
2014年11月26日(Wed) 10:41
Re: 無明からの解放
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福島の壮年様

「かごめかごめ」ときましたか?最初記事のタイトルは「私、篭から飛び立ちます」でした。(笑)籠の中の鳥というタイトルにしたとき、どこかで聞いた言葉だなと思ったのですが、「かごめかごめ」とは気がつきませんでした。

 壮年さんの解釈は大聖人様のイメージですかね。童謡本来はもっと悲しく暗いイメージだと思いますが、自由な発想で恐れ入りました。なるほど鶴亀は縁起物ですしね。(笑)

 大聖人様は信の一字をもって無明は破れるとご教示です。それなら自分はできると思いますので、ありがたいことです。籠の中の鳥を自由に解放してあげたいと思います。
2014年11月26日(Wed) 12:09
Re: タイトルなし
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非公開様

大正時代の歌のようですね。初めて聞きました。うちの母親なら知っているかもですが・・・
関西もがんばっています。東京も勝利を勝ち取って、お正月は創大の駅伝を応援したいものですね。
2014年11月29日(Sat) 06:56












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